ガイアの夜明け【キッチンカーの秘密】腕一本で挑むシングルマザーに密着

 
さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるテレビ東京系列ドキュメンタリー番組「ガイアの夜明け」。
 
2019年10月29日火曜日の放送内容『店はなくとも腕はある！』では、料理人の新たな生き方が特集されます。
 
見どころは、腕一本でキッチンカーを切り盛りするシングルマザー『千明尚子さん』の生き方。
 
千明尚子さんは、3年前に離婚したシングルマザーで、3人の子どもを育てています。
 
いまは区営住宅の1LDKに4人暮らし。20代の頃にイタリアで料理修行した経験を生かし、飲食店のアルバイトで生計を立てているそうです。
 
キッチンカーの開業資金は車や調理器具を含めて200万円弱・・・。
 
千明尚子さんは「お店を持つとなると1000万～2000万円といったお金が必要。リスクもある」と既に決意を固めていたが！？
 
本記事では、ガイアの夜明け(2019年10月29日)の放送内容について、詳しく解説していきます。

ガイアの夜明け【2019年10月29日】の放送内容

ガイアの夜明けで密着した『千明尚子さん』のキッチンカーでは、ローストポークのお弁当を提供しているようです。
 
「トマトソースがない方が好き」という長男の慧くん(小6)の意見なども取り入れ、弁当の味を固めていったんだとか。
 
肝心のキッチンカーは中古の軽自動車。付け加えたカウンターなどは、DIYが得意な千明さんの手作り。
 
長女の想さん(高1)の手伝いもあり、千明さんのキッチンカーが形になっていくシーンは感動モノ！
 
そして勝負の場所は、東京・品川にある巨大なオフィスの空きスペース。
 
私もよく行きましたが、昼時になればランチを求める多くの人であふれていますね。
 
いよいよ開店の日を迎えた千明さんの初日の販売目標は50食！
 
しかし、いきなりのトラブルで散々の結果が待っていました・・・。
 
自分のため、子供のため、どう巻き返すのか、今夜のガイアの夜明けに注目しましょう！
 

キッチンカーを束ねてビジネスを展開する仕掛け人が！？

 
ガイアの夜明けの番組内では、キッチンカーを束ねてビジネス展開する仕掛け人の存在が明らかになりました。
 
その仕掛け人とは、キッチンカーと空きスペースをマッチングする「Mellow（メロウ）」です。
 
Mellowの【TLUNCH】は約660台のキッチンカーと契約し、合わせて月に約1億円の弁当を売上げています。
 
売り上げの配分は、メロウ10％、場所代5％、残りの85％がキッチンカーのオーナー。
 
3年前に同社を立ち上げた石澤正芳社長（47）は、「首都圏だけでも最終的に2000台分はいくだろう」と、さらなる拡大を期待しているんだとか。
 
6月中旬、開業希望者の説明会には約40人の参加者が集まり、製造業の元会社員や、専門学校で働いていた男性など経歴はさまざま。
 
その中に千明尚子さんの姿もあり、キッチンカーの開業を目指されたんだとか。
 

キッチンカーとは食品を調理する設備を備えた車両

ガイアの夜明け(2019年10月29日)の放送内容で紹介されていた『キッチンカー』とは、車に調理設備を備えた特別な車両のことです。
 
ケータリングカーやフードトラックなどとも呼ばれ、オフィス街で【持ち帰り弁当】を販売したり、お祭りなどの屋外イベントで出展されていることが多いですね。
 
キッチンカーで扱う商品は様々で、丼物、カレー、ケバブ、クレープ、お好み焼きなど、設備が整っていればなんでも作れます。
 
キッチンカーによる移動販売市場は拡大し続けていて、これからもっと人気や需要もアップしていくと予想されます。
 

キッチンカーの新車価格は200万円以上

キッチンカーは軽トラックなどを改造して作られます。
 
つまり、キッチンカーの新車を購入する場合は、【新車の軽トラック購入費用 + 制作費用】がかかります。
 
新車の軽トラックは100万円台、キッチンカーの制作費用も100万円台、合わせて200万円くらいが相場ですね。
 
キッチンカーの制作は専門の業者に頼むのが良いでしょう。
 

中古車なら100万円台で買えるかも

キッチンカーの中古車なら100万円台で買える場合もあります。
 
ただし、キッチンカーの中古車は厨房の油汚れなどが酷い場合もありますね…。
 
あまりにも汚れが酷いと、衛生状態を疑われてしまい、保健所の営業許可を取得できない可能性があります。
 
予算的に新車のキッチンカーは無理でも、中古車のキッチンカーなら・・・と思って購入しても、保健所の営業許可が降りないと出店できませんので注意しましょう。
 

自作なら50万円でキッチンカーを作れる

中古の軽トラックを購入して、キッチンスペースを自作すれば、50万円でキッチンカーが作れる可能性もあります。
 
以下の動画では、実際に50万円でキッチンカーを作っているので、参考にしてみてください。
 

 

キッチンカーでの移動販売には保健所の開業許可が必要

キッチンカーでの移動販売には保健所の開業許可が必要です。
 
保健所はキッチンカーの下記項目をチェックし、要件を満たしていれば開業を許可してくれます。
 

 
また、移動販売の営業許可には2種類(食品営業自動車と食品移動自動車)あり、販売できるものが違ってきます。
 

また、保健所の営業許可は都道府県ごとに取る必要があります。
 
営業許可を取るだけでも費用や手間がかかるので、日本全国移動販売をやるより、1箇所でやった方が良いでしょう。
 
参考ページキッチンカー・移動販売を開業する11step！（完全保存版）

まとめ

料理人は店を構えて一人前と言いますが、昨今では店を持たない選択をするシェフが増えているとか。
 
その選択肢には、お客さんのいるところに直接乗りつけて販売する【キッチンカー】も含まれています。
 
お店を構えるにも立地が大切だし、出店費用もかなりの額、万が一お客さんが来なかったら…と考えると不安ですからね。
 
キッチンカーなら、お店を出すよりも少額の資本で始められるし、お客さんのいるところに直接乗りつけられますからね。
 
キッチンカーを束ねてビジネス展開をしている「Mellow（メロウ）」の存在もあり、キッチンカーでの店舗出店は増加していく一方です。
 
美味しいお弁当を会社でいつでも食べられる、素敵な時代を楽しみましょう！