アルファードの維持費を考えずに購入してしまうと、毎月の支払いに追われ、すぐに手放す必要が出てくるかもしれません…。
本記事では、現行型アルファード(30系後期)の維持費を試算した結果から、アルファードを維持できない人の年収について考察した結果をまとめてみました。
結論を先にいうと、アルファードの維持費は55万円で、アルファードを維持できない人の年収は400万円以下の方です。
また、アルファードとヴォクシーの維持費も比較してみたので、参考にしてみてください。
それではアルファードの維持費から詳しくみていきましょう!
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アルファードの維持費を試算してみた
アルファードの維持費を試算した結果を下記の表にまとめてみました。
アルファードの維持費内訳
項目 | 年間費用 |
ガソリン代 | 50,000円~100,000円 |
自動車税 | 22,500円~29,000円 |
自動車重量税 | 49,200円 ~61,500円 |
自賠責保険料 | 36,780円 |
任意保険料 | 107,780円 |
車検代 | 150,000円 |
メンテナンス代 | 30,000円 |
駐車場代 | 104,000円 |
合計 | 550,260円 |
アルファードを手に入れると、これだけの維持費がかかってきます。
また、アルファードはグレードによってエンジン性能が異なるため、燃費や排気量など違ってきます。
つまり、アルファードはグレード毎に維持費が異なるため、購入を検討しているグレードによっては維持できない可能性も…。
そこで次の項目では、アルファードの維持費について、グレード毎に内訳をまとめてみました。
アルファードの人気グレードやグレードの違いはこちら
アルファードのガソリン代は1年に8,000キロ走行で試算してみた
アルファードはグレード毎に燃費が異なるし、1年間に走る距離によってガソリン代が違ってきます。
そこで1年間に8,000キロ走行を想定し、アルファードの各グレードのガソリン代を試算してみました。
ガソリン代の算出は、「走行距離 ÷ 燃費 ×1Lあたりのガソリン価格」で計算しています。
ガソリン代の算出方法の概要
- 走行距離は1年に8,000キロを想定
- 1Lあたりのガソリン価格はレギュラー:130円/ハイオク:150円を想定
ガソリン代の算出結果
エンジン | 燃費 | 年間ガソリン代 | グレード詳細 |
2.5L+モーター | 18.4km/L | 走行距離:8,000km ÷ 燃費:18.4km/L × ガソリン代:130円 ≒56,521円 |
HYBRID Executive Lounge HYBRID Executive Lounge S HYBRID G“F パッケージ” HYBRID SR“C パッケージ” HYBRID SR HYBRID S HYBRID G HYBRID X |
3.5L | 10.4~10.6km/L | 走行距離:8,000km ÷ 燃費:10.4km/L × ガソリン代:150円 ≒115,384円 |
Executive Lounge Executive Lounge S GF SC |
2.5L | 11.6~12.8km/L | 走行距離:8,000km ÷ 燃費:11.6km/L × ガソリン代:130円 ≒89,655円 |
S“C パッケージ” S“A パッケージ” S G X |
アルファードのガソリン代が一番かからないのは、2.5L+モーターエンジンのハイブリッドモデルです。
逆に一番ガソリン代がかかるのは、3.5Lエンジンのハイオク仕様モデルですね。
まとめると、アルファードの維持費であるガソリン代は年間50,000円~100,000円かかると思われます。
続いてアルファードの自動車税について試算した結果をまとめてみました。
アルファードの自動車税は年間45,000円
自動車税は排気量に応じて課税される仕組みとなっています。
つまり、アルファードはグレード毎にエンジン性能(排気量)が異なるため、自動車税の価格が違ってきます。
アルファードの自動車税
エンジン | 自動車税額 | グレード詳細 |
2.5L+モーター | 22,500円 | HYBRID Executive Lounge HYBRID Executive Lounge S HYBRID G“F パッケージ” HYBRID SR“C パッケージ” HYBRID SR HYBRID S HYBRID G HYBRID X |
3.5L | 29,000円 | Executive Lounge Executive Lounge S GF SC |
2.5L | 22,500円 | S“C パッケージ” S“A パッケージ” S G X |
アルファードの2.5L+モーター【ハイブリッドモデル】と2.5Lの【ガソリンエンジンモデル】は、共に排気量が2,500ccなので自動車税額は22,500円になります。
3.5Lの【ハイオクエンジンモデル】は排気量が大きくなるため、自動車税額は29,000円となります。
アルファードのエコカー減税について
アルファードの税金関連(自動車税・自動車重量税など)で注意すべきポイントが【エコカー減税】が適用されるかどうかです。
エコカー減税とは自動車取得税と自動車重量税の減税に加え、自動車税が減税されるグリーン化特例も合わせた総称を言います。
また、エコカー減税には適用期間が設けられていて、現在は2021年春頃までとなっています。
減税の幅は重量区分毎に基準燃費が決まっているため、どれだけ燃費達成できたかによって税額が決まります。
アルファードの場合、ハイブリッドモデルは自動車取得税と自動車重量税が100%減税、自動車税が75%減税となるため、約20万円前後が優遇されています。
アルファードのハイブリッドモデルは本体価格が高いですが、ガソリンモデルよりも税金面で優遇されているため、ハイブリッドにするかガソリンにするか迷うところ…。
下記の記事にアルファードの乗り出し価格を試算した結果をまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
アルファードの乗り出し価格の詳細はこちら
アルファードの自動車重量税
自動車重量税は、車の車両重量によって税額が変わります。
また、エコカー減税が適用される車の場合、自動車重量税が減税されたり、100%免税(0円)になる場合もあります。
アルファードの自動車重量税は、グレードやオプションによって車両重量が2トンを超える場合があるため、61,500円と49,200円の2パターンがあります。
アルファードの自動車税
グレード | 自動車重量税 | 重量 |
HYBRID Executive Lounge HYBRID Executive Lounge S HYBRID G“F パッケージ” HYBRID SR“C パッケージ” HYBRID SR HYBRID S HYBRID G HYBRID X |
全額免除(0円) | 2,495kg~2,625kg |
Executive Lounge Executive Lounge S GF SC |
61,500円 | 2,485kg~2,535kg |
S“C パッケージ” S“A パッケージ” S G X |
49,200円 | 2,345kg~2,475kg |
アルファードはグレード毎に車両重量が異なるし、オプションでムーンルーフなどを装着するだけで20kg増となるため、自動車重量税が違ってきます。
ハイブリッドモデルはエコカー減税が適用されるため100%免税(0円)ですが、2.5L~3.5Lモデルは自動車重量税を加味した上で検討するのが良いでしょう。
続いてアルファードの保険料(自賠責保険料・任意保険料)をみていきましょう!
アルファードの自賠責保険料
自賠責保険料は、自動車損害賠償保障法で定められている【強制保険】と呼ばれるもので、ナンバーが付いている車両は加入する必要があります。
なぜなら、自賠責保険料の使用目的が、交通事故などの被害者救済であり、対人事故に対する最低限の保証が組み込まれているからです。
自賠責保険料は保険会社によって料金の違いはないため、好きな保険を選べば良いでしょう。
とはいえ、アルファードを購入するお店や車検の委託先は、どこかしらの保険会社の代理店を担っているため、自動的にお店の保険に契約されるケースがほとんどです。
アルファードの自賠責保険料はグレード毎の違いはなく、自家用乗用車の24ヶ月契約で36,780円です。
アルファードの任意保険料
任意保険料は「料率」をベースに、損害保険料算出機構が型式毎に毎年計算されていて、各保険会社はその料率に基づいて保険料を決定しています。
現行型アルファード(30系後期)モデルの型式【DBA-AGH35W】の料率は下記のとおりです。
アルファードの料率
- 対人賠償責任保険:3
- 対物賠償責任保険:4
- 搭乗者傷害保険:4
- 車両保険:5
任意保険料の料率は数値が9に近づくほど高くなります。
アルファードの料率を見ると、対人事故を起こす車両が少ないため数値が低くなっていますが、対物賠償責任保険・搭乗者傷害保険・車両保険の数値が高めになっていますね。
また、料率をベースに任意保険料が決まるとは言え、やはり加入者の条件によって保険料は大きく変わります。
例えば、下記の条件でシミュレーションし、アルファードの任意保険料をしさんしてみました。
任意保険料の試算結果
- 運転者:30歳以上
- 等級:20等級
- 免許証の色:ゴールド
- 運転者の限定:なし
- 対人・対物:無制限
- 搭乗者傷害:あり
- 車両保険:あり
- 年間予想走行距離:7,000km以下
⇒107,780 円/年
アルファードの任意保険料は年間で約10万円になりそうですね。
もちろん条件によって任意保険料は変わってくるので、あくまでも参考まで。
アルファードは任意保険料が高いな…と感じるかもしれませんが、万一の事故を考えると自賠責保険だけでは到底たりません。
必ず任意保険は加入するようにしましょう。
少しでもアルファードの任意保険料を安くしたいなら、加入する任意保険を見直すのも一つの手です。
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アルファードの車検代とメンテナンス費用
アルファードの車検代の相場は約150,000円です。
現行型アルファード(30系後期)は比較的新しいモデルなので、ブレーキフルード・ブレーキパッド、エレメントやフィルター、ワイパーブレードなどの消耗品関係を交換するだけで済むでしょう。
また、車検には部品の点検や交換費用の他にも、自賠責保険料・自動車重量税・印紙代など法定費用もかかります。
アルファードの自賠責保険料は36,780円で、自動車重量税はグレード毎に異なり、印紙代は普通乗用車で共通金額の1,800円です。
メンテナンス費用に関しては、タイヤ交換やエンジンオイル交換にかかる費用ですね。
車検のタイミングとは別に行うほうが、アルファードを長く乗り続けやすくなりますよ。
アルファードのメンテナンス費用は下記のとおりです。
アルファードのメンテナンス費用
項目 | 費用 | 頻度 |
タイヤ交換 | 100,000円 | 5年、または30,000km走行後 |
エンジンオイル交換 | 10,000円 | 1年に1回程度 |